BOA PERFORMFIT WRAPによりフィットとパワー伝達が向上

被験者に同等のパワー出力を維持するよう要請し、走行中に3秒間の平滑化された平均パワーフィードバックを提供したにもかかわらず、BOA PerformFit Wrapの使用により、最大下走行(推定6ワット、94%事後分布 > 0, 95% 信頼区間: -0.2%～4.79%)中のパワーが増し、RPE(自覚的運動強度)やエネルギー消費量に変化はありませんでした。同様に、BOA PerformFit Wrapでは3ストラップベルクロ構成と比較して、高いスプリントパワー出力が見られました(推定64ワット、97%事後分布 > 0、95% 信頼区間: 0.14～15.5%)。

全体として、この科学的研究により、以下のパフォーマンス分野における重要な結果が証明され、明らかになりました。  

耐久性 - 同じ代謝コストでパワー出力が向上。
パワー - スプリント時のピークパワーが向上。 
ヘルス - スプリント時と安定走行時の圧力分散が改善。 

テスト方法  

BOAの生体力学研究者は、週に5日以上サイクリングをしているノンプロのサイクリストの男性13人を採用しました。サイクリストは、同じロードサイクリングシューズで2種類のソールをテストしました。1つはデュアルダイヤルラッピング構成のBOA PerformFit Wrapを備えたもの、もう1つは3つのベルクロストラップを備えたものです。サイクリストは、テスト結果への影響が均等化される順序(A-B-B-Aなど)で各靴を2回ずつ7分間使い走行しました。被験者は、予測最大心拍数の約70%、ウォーミングアップ中の運動量5/10と感じられる、一定のパワー出力を維持するよう指示されました。その後の2分間では15秒間のスプリントを2回行い、その中間に被験者が選択した45秒間の楽な走行を行いました。エネルギー消費量(EE)を推定するために、3～5分の安定走行時に酸素摂取量と二酸化炭素排出量が測定されました。安定走行時およびスプリント時のパワー出力は、サイクルエルゴメーターで測定されました。以下に示すように、データは各被験者のZスコアに変換され、事前分布が0を中心とするランダム切片、ランダム傾斜確率モデルに入力されました。各パワーメトリックについて、0を超える事後分布のパーセンテージと95%の信頼区間が示されています。